AWARD2024年度. 認定製品

糸こんを製造する為の選別作業と言って良いでしょう、
中玉のリンゴ形状をした、粘りのある最高の
こんにゃく芋を使い、手洗いする事で傷を付けず、
養分を逃がさず、丁寧に煮あげます。同じ性質の
こんにゃく芋を揃える事で、状態を均一にする事が
白滝製造の技術です。

カットした芋をミキサー使用で糊状にします。
この工程での、芋の粘り、吸水率が練る時の基準と
なりますので、練る人がしなければならない大切な
工程です。

加水してのミキサー使用なので、芋が水分を吸い、
安定状態になるまで寝かしてあげるのです。
なので、季節、水温、芋の吸水状態により時間は
変わり、経験値が出来上がりを左右する
大切な見極めの時間です。

こんにゃく臭の原因、硬さの原因、味の染みない原因と
されるのが水酸化カルシウム（石灰石）です。
この製品はオホーツク海の猿渡漁港のホタテの貝殻より
造られたカルシウムで練ってあり、柔らかく味しみ最高の製品はカルシウムの違いでもあります。
温度管理が必要で、技術がないと使えません。

壺押し（注射器の原理）と呼ばれるプレス機で押し出し
ます。この時、凝固剤との反応時間、水分量、温度と、
どれ一つ違っても、白滝が切れてしまい、職人の技術が
必要とされる、機械では出来ない工程です。

加圧され、煮られた白滝を一晩冷却し落ち着かせます。
手間（時間）をかける事、を惜しんでは良い製品は
出来ません、総てが大切な工程です。
生芋白滝こんにゃくを芋100％で製造出来るのは
小松屋商店だけと言われています。