体に効く食薬ごはん 1月『蕗の薹(ふきのとう)』
2026年1月30日(金)
春の目覚めを助ける“苦味の薬草”の蕗の薹。
春の訪れを最初に告げるふきのとうは、日本原産の山菜です。
春先のスキー場で見つけては、母にお土産に持ち帰っていたのが懐かしい想い出です。
春の訪れを最初に告げるふきのとうは、日本原産の山菜です。
春先のスキー場で見つけては、母にお土産に持ち帰っていたのが懐かしい想い出です。
効果・効能
天然の摘みたては色も良く、香りを堪能しながら味わうほろ苦さが美味。漢方では、乾燥して褪せたものは、解毒などに効く生薬となるそうです。
春の山菜の苦みは、冬に溜まった体の老廃物や毒素を排出するなど、 デトックス効果が高いため、 この時期は特に積極的にいただきたい食材です。
花粉症などのアレルギー症状を緩和する手助けも期待できそうです。
食べ方・使い方
ふきのとうを手にしたら、とにかく早く調理し、香りと水分が逃げないうちにいただきましょう。
【天麩羅】摘みたてを天麩羅にすると、香りがぐんと開きます。
葉を広げるようにして薄い衣にくぐらせてサッと揚げると、花のようになって可愛らしい。
白身と混ぜてお椀に落としたしんじょうは、おかわりしたくなる美味しさです。
※衣:小麦粉大さじ2+氷水120ml(一部を片栗粉にするとサックリ)
【ふきみそ】
ふきみそは、ごはんのお供や冷奴、田楽、和え物など何にでも合うので、毎年たくさん作り置きします。
[材料]
・ふきのとう 100g
・塩 適量
・ごま油 大さじ1と1/2
(A)
・味噌 90g
・酒 大さじ3
・みりん 大さじ3
・ザラメ(きび砂糖)大さじ2
[作り方]
1.ふきのとうを開いて水で洗い、熱湯でさっと塩ゆでし、冷水にさらして水気をギュッと絞ります。
2.細かく刻んでごま油で炒め、(A)を加えて炒め合わせ、なじませます。
3.隠し味にほんの少しお醤油を入れても。また、白味噌を使うと料亭風に。
ほろ苦いふき味噌の出来上がりです。

井澤 由美子
料理家。調理師、国際中医薬膳師、国際中医師
NHKカルチャー薬膳講師
旬の食材の効能と素材の味を生かした
シンプルな料理に定評がある。
醗酵食レシピの開発はライフワーク、薬膳に造詣が深い。
レモン塩、乳酸キャベツブームなどの
火付け役としても知られています。
NHK「きょうの料理」「あさイチ」「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組他、企業CM、商品開発、雑誌、カタログ、イベント、書籍、発酵レストランなどのプロデュースを手掛ける。
link:【食薬ごはん】
Instagram:【yumiko_izawa(井澤由美子)】