
体に効く食薬ごはん 8月『西瓜(すいか)』
2025年8月30日(土)
幼少の頃から、私が一番好きな果物(野菜)はスイカです。
暑い日には特に食べたくなる、夏の風物詩です。
近年ではカットスイカを購入することが多くなりましたが、昔は1玉買いが普通でしたから、八百屋さんに「食べ頃」を選んでもらい、その見極める所作を見るのも、夏の楽しみのひとつでした。
暑い日には特に食べたくなる、夏の風物詩です。
近年ではカットスイカを購入することが多くなりましたが、昔は1玉買いが普通でしたから、八百屋さんに「食べ頃」を選んでもらい、その見極める所作を見るのも、夏の楽しみのひとつでした。

スイカを購入するときは、次のようなポイントに気をつけています。
・ツルの付け根(ヘタ)の部分が少しくぼんでいるもの
・縞模様がはっきりしているもの
黒い縞の部分に種が集中し、最も甘いのは中心部分です。
お客様がお見えになる時は、タイ風の美しい切り方にしたり、食べやすいようにと、切り方もいろいろ工夫して楽しんでいます。
効果・効能
スイカはシャリシャリとした食感で甘く、水分も多いため、瞬時にのどを潤し、体を癒し、余分な熱も取ってくれます。スイカには抗酸化作用の強いリコピンがトマトの1.5倍も含まれ、カロテンも豊富。
利尿作用もあるのでむくみの改善が期待できます。
疲労にもよいので、まさに夏にうってつけの果物ですね。
白い部分は薬効があるので、浅漬けや糠漬けなどにします。
使い方・食べ方
・スイカジュース特に暑い日には、スイカはジュースもお勧めです。
スイカが少し余ったら、梅干しの果肉を少し加えて撹拌し、スポーツドリンクがわりに飲んでいます。
スイカは90%以上が水分、カリウム、ビタミン、シトルリンなどを含むので、体がとっても元気になります。
・スイカのフルーツサンド
おやつには、スイカのフルーツサンドもいいもので、クリームとのコントラストが美味。
サンドイッチ用の食パンに合わせてスイカをきっちりカットし、生クリームと合わせて挟んで、冷やしていただきます。
・ドライスイカ


井澤 由美子
料理家。調理師、国際中医薬膳師、国際中医師
NHKカルチャー薬膳講師
旬の食材の効能と素材の味を生かした
シンプルな料理に定評がある。
醗酵食レシピの開発はライフワーク、薬膳に造詣が深い。
レモン塩、乳酸キャベツブームなどの
火付け役としても知られています。
NHK「きょうの料理」「あさイチ」「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組他、企業CM、商品開発、雑誌、カタログ、イベント、書籍、発酵レストランなどのプロデュースを手掛ける。
link:【食薬ごはん】
Instagram:【yumiko_izawa(井澤由美子)】