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体に効く食薬ごはん 2月「小松菜(こまつな)」

2025年2月28日(金)

小松菜は東京の伝統野菜
中華料理にもよく使われますが、実は小松菜の原産地は日本です。
江戸雑煮には欠かせない野菜で、伝統小松菜の「後関晩生(ごせきばんせい) 」は、茎も柔らかで美味。
よく見かける小松菜は品種改良をした丈夫なもので、食べ応えがありますね。
※後関晩生とは、江戸川区で生まれた伝統的な小松菜の品種

効果・効能

カルシウム・ビタミン・鉄分・カロテン・食物繊維が豊富で、風邪予防・肌養生にとてもよい野菜です。

薬膳で小松菜は、熱を伴うほてりイライラをしずめるなどの症状に良いとされています。
胃の働きを促進する効果があります。
鉄分の吸収を促すビタミンCやカルシウムが豊富で骨を丈夫にします。

血圧を下げる作用のあるカリウムを含むので、血圧の高い人にもお勧め。
ドロドロになった血液をきれいにする働きもあります。
血を作り出す力を高め、血液を増やしてくれるので、貧血気味のときや血虚タイプのひとは積極的にとるといいでしょう。
鉄分が不足しやすい妊婦さんにもおすすめ
また中医学では歯周病予防に良いとされていますよ。


食べ方・使い方

小松菜はアクが少ないので生でも食せます。
りんごやレモン、はちみつなどを加えて ミキサーでフレッシュジュースやスムージーにしても 栄養バランスよく、美味しくいただけます。
生ナムルも最適です。
便秘気味の人は、汁物に入れてたっぷりいただきましょう。


【シンプルな食べ方】
鍋に湯を沸かして塩を加え、茎の方から先に入れ茹で、冷水にとって冷まし、水気を絞ります。
しょうゆを全体にかけて下味をつけ(しょう油あらい)、再度ギュとしぼって食べやすく切って器に盛り付ける。
この一手間で、ひと味もふた味も違う美味しさが生まれます。
お好みでおろし生姜や鰹節を添えてください。
白和えにしてもいいですね。


【小松菜のオイル蒸し】
簡単調理のフライパン蒸し。小松菜の食感を楽しめます。
フライパンにザクザク切った小松菜を茎から入れ、オリーブオイルと塩をパラリとふり、フタをして強火で蒸し炒めにします。
シンプルな調理が美味しさを引き立て、栄養価を逃しません。
ニンニクを入れてナムルにすれば風邪予防にも最適です。


【小松菜レバー炒め】
フライパンに4㎝幅に切った小松菜半束(水にさらして水に上げたもの)
レバーの薄切り・ごま油小さじ2〜3・輪切り鷹の爪・粗塩3つまみを全体にふり
フタをして数十秒中強火にかければ、短時間で仕上がります。
この火加減がポイントです。
しんなりして色鮮やかになればでき上がり。
心地よい歯ごたえがのこります。
アクが少ないので下茹でしなくても良いので、栄養を逃しにくい調理法です。
また油を使うとカロテンの吸収も良なるので効率よく体に摂取できます。


井澤 由美子

料理家。調理師、国際中医薬膳師、国際中医師
NHKカルチャー薬膳講師
旬の食材の効能と素材の味を生かした
シンプルな料理に定評がある。
醗酵食レシピの開発はライフワーク、薬膳に造詣が深い。
レモン塩、乳酸キャベツブームなどの
火付け役としても知られています。
NHK「きょうの料理」「あさイチ」「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組他、企業CM、商品開発、雑誌、カタログ、イベント、書籍、発酵レストランなどのプロデュースを手掛ける。

link:【食薬ごはん】

Instagram:【yumiko_izawa(井澤由美子)】