
体に効く食薬ごはん 7月「ズッキーニ」
2024年7月30日(火)

効果・効能
夏の畑では、おなじみの濃い緑のものと、バナナのような元気な黄色のズッキーニがたわわに実ります。ズッキーニはきゅうりに似ていますが、西洋かぼちゃの一種
豊富なカロテンやビタミンCは肌に潤いを与え、カリウムは体の余分な塩分を排出して、浮腫を予防します。
今の時期、気温がとても高い上に湿度があるので、いつも以上に体が重だるく感じますね。
中医学薬膳では、ズッキーニは利水・利尿作用があり、体の余分な熱を取り熱っぽさを抑えます。
水分の調整をするので体内の潤いを保ち、肺や喉の乾燥から起こる空咳や喉の渇きも癒してくれ、肺の働きを助ける効能があるとされています。
肌もみずみずしく整え、美肌効果もあります!
胃腸の働きを正常にするので、便秘・免疫力アップに有効ですよ。
使い方・食べ方
[保存方法]農家の方に教わった保存方法です。
ズッキーニをザブンと水にくぐらせて袋に入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍するそうです。
[食べ方]
柔らかくみずみずしいズッキーニは、生でも食べられますが、少し厚めに切ってラタトゥイユやソテーにしても美味しい。
黄色のズッキーニは皮がやわらかくなめらかな肉質なので、ピーラーなどで薄切りにし、紫蘇やバジルを加えたビネガードレッシングと和えるなどシンプルな調理法が、清々しさを引き立てます。
卵液を潜らせて焼いたチヂミや、少し厚めに切って薄い衣にくぐらせて揚げたフリットもお勧め。
花も頂けますよ。花の中をやさしく洗い、同様に薄い衣をつけたフリットにすると美味しいです。
ズッキーニのカロテンとオイルの組み合わせは、栄養素を体に摂取しやすくします。

【ズッキーニ&サザエの梅バター蒸し】
[材料]
・ズッキーニ1本
・サザエ(イカ・えび・たこなど好みで) 適宜
・梅干し 2個
・バター 大さじ1
・白ワイン 大さじ2
・水 大さじ2
[作り方]
①ズッキーニは長さを半分に切り、縦に5等分に切る。
②サザエを食べやすいサイズにカットしておく。
③フライパンに梅干しをちぎって入れ、種も入れる。
④残りの全ての材料を加え、中強火でフタをして3分ほど加熱し、器に盛る。

【ズッキーニのカルパッチョ風】
[材料]
・ズッキーニ 1本
◆しそ 4、5枚
◆トマト 小1/2個分
★酢 小さじ2
★柚子胡椒 小さじ1/3(好みで増量)
・胡麻油 大さじ1
・塩 適量
[作り方]
①ズッキーニは5mmの輪切りにする。
②◆の材料はみじん切りにし、★と混ぜておく。
③フライパンに胡麻油を馴染ませ、①を両面強火でサッとソテーして塩少々をふる。
④器に盛って、②を回しかける。またはズッキーニにトッピングしてもおしゃれなひと品になります。

井澤 由美子
料理家。調理師、国際中医薬膳師、国際中医師
NHKカルチャー薬膳講師
旬の食材の効能と素材の味を生かした
シンプルな料理に定評がある。
醗酵食レシピの開発はライフワーク、薬膳に造詣が深い。
レモン塩、乳酸キャベツブームなどの
火付け役としても知られています。
NHK「きょうの料理」「あさイチ」「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組他、企業CM、商品開発、雑誌、カタログ、イベント、書籍、発酵レストランなどのプロデュースを手掛ける。
link:【食薬ごはん】
Instagram:【yumiko_izawa(井澤由美子)】