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**体に効く食薬ごはん**
11月「はちみつ」
2020年11月30日(月)
喉や鼻、皮膚が乾燥する季節。
ウイルスによって風邪をひきやすくなる頃ですが、極力強い薬を飲まずに予防できたり
炎症を抑えられると体に優しく、嬉しいですね。
ウイルスによって風邪をひきやすくなる頃ですが、極力強い薬を飲まずに予防できたり
炎症を抑えられると体に優しく、嬉しいですね。
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自然治癒力を高める自然食
蜂蜜で咳や喉の痛み、風邪症状を緩和できる事が医学的にも効果的とされています。ヨーロッパでは約1万年前から栄養源とされており、
殺菌効果、お腹の調子を整えるなどの薬としても活用されてきました。
蜂蜜は呼吸器を潤し、咳を止めて痰をとる効能や、
乾燥タイプの便通をよくし、腹痛、滋養強壮に良いものとされています。
漢方では苦い生薬と一緒に、丸剤(薬を一緒に練ってまとめる役目)にも用いられて来ました。
古代から美容と健康によく、その高い殺菌効果から薬としても活用されてきた蜂蜜は、 自然治癒力(免疫力)を高める自然食です。
![画像の説明文字](https://s3jumaru.jp/news/-db/f1b95b226c2431a578eeedbd77e890a850.jpg)
ビタミン・ミネラル・カルシウム
ポリフェノール・酵素・オリゴ糖・鉄分が
含まれているバランスのよい栄養食。
できれば、加熱処理をしてない非加熱や
低温加熱した天然の蜂蜜を選んで下さい。
天然のものは温度が低すぎると
固まる事がありますが、
50〜60度くらいの湯煎にかけて
優しく溶かすといいでしょう。
沢山の種類が販売されています、
いくつか食しているうちに好みがわかってきますよ。
専門店に出向くと色の違いや香り、産地や花の種類等あって目移りします。
少しだけクセがありますが、そばの蜂蜜も抗菌作用が高いようです。
【注意】
蜂蜜は1歳未満の乳幼児にはボツリヌス菌の関係上、与えないように気を付けてください。
活用方法
抗菌作用と免疫力【喉によく効く昔ながらの民間療法】
咳が止まらない時の自然食、蜂蜜ケアの食べ合わせ
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その他に発酵食のブルーチーズに蜂蜜をたっぷりとかけたものもお勧めです。
ブルーチーズの青カビはチーズの中でも免疫力をアップする力が強く
ついでに血圧を下げる、美肌を手伝うなどの嬉しい効果も期待出来ます。
このように健康的な相乗効果が生まれるだけでなく、チーズの塩気が抑えられ
まろやかになって美味しい。
抗酸化作用のあるワインとぜひ合わせて楽しんで下さい。
ブルーチーズと相性の良い蜂蜜をセレクトできれば、楽しさも広がります。
日頃から手洗いうがいは元より、抗菌作用のある蜂蜜を毎朝スプーン1杯口にしてみて下さい。
甘いですが虫歯予防にもなり、口内炎にも良いようです。
お弁当おかずの調理にも蜂蜜を使うと傷みにくくなりますよ。
朝食にはバタートーストに黒すりごまと蜂蜜をかけると滋養に良いし、
酢と蜂蜜を湯に溶かしてホットドリンクにすると蜂蜜のブドウ糖と酢の酸味で目覚めもよくなります。
蜂蜜は腸も潤す作用があるので、ヨーグルトと合わせると更に便通作用を促します。
夕食時にいただくと良いですね。
ご自分の体質や体調に合わせた食材と、抗菌作用があり栄養価の高い蜂蜜で簡単調理をし
日々の食のシーンに取り入れてみてはいかがでしょうか。
![画像の説明文字](https://s3jumaru.jp/news/-db/f1d5edb42a9d2d408eb85e068499ec4182.jpg)
井澤 由美子
料理家。調理師、国際中医薬膳師、国際中医師
NHKカルチャー薬膳講師
旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理に定評がある。
醗酵食レシピの開発はライフワーク、薬膳に造詣が深い。
レモン塩、乳酸キャベツブームなどの火付け役としても知られています。
NHK「きょうの料理」「あさイチ」、「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組他、企業CM、商品開発、雑誌、カタログ、イベント、書籍、発酵レストランなどのプロデュースを手掛ける。
link:【食薬ごはん】
Instagram:【yumiko_izawa(井澤由美子)】