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《参加団体レポート》小学校編

2023年12月20日(水)


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授業での活用事例

◆総合的学習(20時間)の枠を活用
「大豆博士になる」をテーマに生徒たちが大豆について調べて発表する機会を設けました。
その後、2学期の国語で「すがたをかえる大豆」を勉強したのですが、事前に自分たちで調べたこともあり、お味噌やお醤油、お豆腐などさまざまな形に姿を変える大豆について、より身近に深く理解することができました。

◆社会見学と組み合わせて大豆の活用を実感
大豆作りを体験した後、実際に醤油作りを見学しました。
さらに家庭科で豆乳を使った豆腐つくりを行いました。
大豆が自分たちの生活の中で生かされていることを学ぶ機会になりました。

◆地域の方との交流
農業に詳しいご近所の方にお手伝いしていただきました。
地域の方との交流も子供たちにとっては、いい経験になりました。

◆特別支援学級の授業で取組みました
子供たちは、初めてみるごまの花や葉っぱを興味津々で見ていました。
青い鞘を開けてごまを観察し、最初は日頃食べているごまと同じであることが分らない様子でした。
実はオクラの様で、鞘に入った胡麻がきちんと並んでいるのに感動していました。
生きた学びとして、手で触ったり見たりできて非常に良かったです。




苦労した点

◆休暇中も水やりを当番で行いましたが、ごま・大豆とも生育ができませんでした。

◆ごまの乾燥時にカビが発生し、食べることができなかったです。

◆大豆一度発芽しましたが、お盆休みの間に全滅してしまいました。
来年は植える場所を考えてトライしたいです。

◆ごまは時期がずれてしまい栽培できませんでした。


特に今年は夏の猛暑や、台風などの自然災害により、うまく育たずに枯れてしまう学校もたくさんありました。
うまくいかない体験を通じて、農家さんがどれだけ大変な苦労をしながら育てているかを知るきっかけになりました。

また大切に育てられた大豆やごまを使って、私たちが日々食べているものがどのようにつくられているのかを自分たちで調べたり、社会科見学をする中で、実感できる良い機会になったという声もたくさんいただきました。



【生徒の声】

◆わたしは、大豆を植えた時、「本当にうまくいくのかな。」と心ぱいでした。
でも、そだてていくと、少しずつ大きくなっていきました。
夏休みが終わってすぐに見に行くと、もうえだ豆になっていてうれしかったです。
だから、しゅうかくするのをとても楽しみにしていました。
実さいに食べてみると、ふだん食べているえだ豆よりやわらかくて、とてもおいしかったです。
わたしは、はじめ、もらった大豆のたねがえだ豆になるなんて思っていませんでした。
なので、あの小さな大豆のたねが、こんなにたくさんのえだ豆になるなんておどろきました。
大事にそだててよかったなぁと思いました。

◆せい長したえだ豆を見ると、とても大きな実も小さな実もあることに気づきました。
しゅうかくする時にかわをさわってみると、毛みたいなのがはえていました。
とるときは、少しかたかったけど楽しかったです。
きゅう食の時間にゆでたえだ豆を食べてみると、しぜんの味がしました。
かわをおすと、「ぽん」と実が出てきて、かわいいなと思いました。
食感はやわらかくて、自分たちで作ったから、よけいにおいしく感じました。
大豆のたねを植えると、えだ豆になるのはびっくりしました。
そして、このままそだつと大豆になることを知って、「そういうことだったのか!」と分かりました。

◆えだ豆をしゅうかくした時に、大豆になりかけているものもありました。
大豆になると、こんな感じなんだと思いました。このまま元気に大豆になってほしいです。
そして、大豆をしゅうかくするのも楽しみです。
えだ豆を食べてみたら、むき出た中からジュワーとしたしるが出てきて、「これはおいしい!!」と心の中で思いました。えだ豆って、こんなにおいしかったんだなって、感じました。


橋本市立橋本小学校:大豆レポートはこちら ごまレポートはこちら

【参加校一覧】(順不同)
・和歌山市立有功小学校・和歌山市立有功東小学校・和歌山市立楠見小学校・和歌山市立八幡台小学校
・和歌山大学教育学部附 小学校・和歌山市立紀伊小学校 なかよし学級・和歌山市立宮小学校ひまわり学級
・岩出市立根来小学校・紀の川市立粉河小学校・紀の川市立西貴志小学校
・みなべ町立岩代小学校・橋本市立橋本小学校・橋本市立高野口小学校