AWARD2020年度. 認定製品

芋に同じ物はありません。特徴的なのが大きさに関係無く
グルコマンナンの含有量が同じとされている事です。
これにより、生育に合わせた加水と吸水時間を均一に
出来る様に芋を三種類に分類して使用します。

水酸化カルシウム（石灰石）がこんにゃくの硬さの原因、
そして臭いの原因です。なので当店の製品には
自然の産物である貝殻（北海道オホーツク海産）より取り出したカルシウムを必要最小限だけ使い固めます。
手造りだから出来る製法で、古来化粧粉としても使われる
貝殻カルシウムは身体に優しい、天然素材の成分です。

茹でる事であく抜きをして、ミキサーにて摺りおろします。
この時に芋の吸水状態、粘り、性質を見極め、練るまでに
何時間寝かせるか判断します、練師の腕の見せ所で
他人に任せられない作業工程です。

ここがポイントで、グルコマンナンが水を吸い安定状態に
なるまで寝かせてあげるのです、季節、水温で毎回違い
機械では出来ない作業工程です。

芋を練り、缶に流したら茹で上げるのですが、
一定の温度で火を止めて、余熱で一晩煮て寝かせるのです。
低温で時間をかける事、美味しいこんにゃくは
とにかく時間をかける事、それが秘訣です。

芋を練り、低温で仕上げた生芋こんにゃくは、繊維質が
しっかりとしているため、切り刃が直ぐに切れなくなり
機械ではこんにゃくの断面を潰してしまいます。
この繊維質が整腸作用の源であり、皮の内側に含まれる
セラミド（美肌効果）を有効に取り入れる事も、手造り
だからこそ有効活用する事が出来るのです。

この製品を調理無し、味付け無し、そのままで食れる
刺身こんにゃくとして出品しました。
品質検査では不純物無し
　こんにゃく粉使用品は漂白剤等の反応があり失格です。
　石灰石（水酸化カルシウム）使用も同じく失格です。
食味審査でも調理無しで69点の加点となり
世界初、生芋こんにゃくのみでモンドセレクション受賞
として、表彰されました。